
先日、取材のために四国の徳島県へ行ってきました。私にとっては、人生初の徳島県。初めての場所は、いつ行ってもワクワクします。
東京から徳島といえば、飛行機で行くのが当然と思われるかもしれません。でも私、この取材の前日に、山口県で取材だったんです。そこで、どちらのエリアにも交通の便がいい神戸に1泊して、神戸から高速バスで徳島入りしました。で、到着したのが、写真の徳島駅前。
取材は午後からだったのですが、少し早めに着いて、まずは腹ごしらえ。徳島駅周辺は、思ったよりも大きなまちで、駅ビルにもいろんなお店が入っているし、ホテルも数軒ありました。
ぐるっと見回して、私が目星をつけたのが、駅前のホテルの低層階にあるレストラン。「和食ランチあります!」という大きな文字にひかれました。
そのレストランに行ってみると、すでに満席。どうやら人気店みたいです。レジの前にある椅子に座って、少し待つことになりました。レジ前には、いろんなPOPやステッカーのようなものが貼ってあります。
その中に、ニワトリのイラストとともに「阿波尾鶏」と書いてあるものがありました。きっと、徳島県のブランド鶏なんだろうなぁ。ぼんやり考えていたら、「お待たせしました~」と店員さんから声がかかり、席に案内されました。
案内された席にあったランチメニューを見ると、日替わり定食や刺身定食、うどんなどの他に、やっぱり「阿波尾鶏」の文字が。「徳島名物!阿波尾鶏の唐揚げ御膳」と書いてあります。人生初の徳島なんだもの、名物を食べなくちゃ。というわけで、唐揚げ御膳を注文しました。

しばらく待って運ばれてきたのが、写真の阿波尾鶏の唐揚げ御膳」です。見るからにアツアツ揚げたての唐揚げ。食べるとジュワッと食べ応えがあり、味のあるお肉で、とてもおいしい唐揚げでした。
食後にコーヒーを飲みながら、その後の取材の資料を見直していたら、あっという間に出発の時間。
レジで会計を済ませ、店員さんに「ごちそうさまでした。おいしかったです」と伝えて、レストランを後にしました。

そして、レストランから少し離れた場所にあった、お手洗いに立ち寄ったんです。

トイレのサインが、踊ってました。こちらは、女性用のトイレ。

そして、こちらは男性用のトイレ。
さすが、徳島。トイレのサインも「阿波おどり」なんだなぁ。
阿波おどり・・・?
ここで、私はようやく、気がついたのです。
さっき食べた唐揚げは
「阿波尾鶏」つまり「阿波おどり」だったことに。
レストランでは、席を待つ間にニワトリのイラストを見て、しかも漢字で「阿波尾鶏」と書いてあるのを見ていたために、ブランド鶏の名前としか思いませんでした。
でも、口に出して言ってみれば、たしかに「尾鶏」は「おどり」であって、「阿波」をつけたら「阿波おどり」なんですよね。
なんというネーミングセンス!!
ちなみに、東京に戻ってから、なじみの居酒屋さんなどの料理人さんに聞いたところ、「阿波尾鶏」というブランド鶏はおいしい鶏肉として有名だそうです。
たしかに「阿波おどりの唐揚げ」はとてもおいしかったです。また徳島に行ったときは、いや、東京でだって見かけたら、また食べたい。阿波おどり。