今年ラストの出張取材は、京都でした。
京都といっても、観光地を取材したわけではなく、宇治市の小さな会社へお邪魔して、お話をうかがってきました。取材した内容は、2024年、とあるビジネス雑誌に掲載される予定です。
2023年の出張取材を振り返ってみると、次のような感じです。
5月 福井県福井市
7月 静岡市清水区
8月 愛媛県大洲市
9月 愛知県豊橋市、岐阜県多治見市
10月 長野県長野市
11月 青森県八戸市、宮城県気仙沼市
12月 石川県小松市、石川県加賀市
京都府宇治市
1月から4月も取材をして原稿は書いていたのですが、改めて確認したらオンラインが多かったことを思い出しました。前述のように、5月以降は出張取材が増えています。これは5月に新型コロナウイルスが5類に移行したことが影響しているのだと思います。
オンライン取材をしたときの原稿を、改めて自分で読み返し、取材したときの状況を思い出してみました。そして、現場に行って取材したときの原稿も改めて読み返し、取材したときの状況を思い出してみました。
どちらも、原稿に必要な内容は聞くことができています。けれども、自分の中では決定的に何かが足りない、と思いました。
その「何か」というのは、具体的に説明できるものではありません。あえていうなら「雰囲気」というようなものです。
以前、飲み屋でとある編集者にお会いしたとき、その人に聞いたことがあります。オンライン取材と実際に現場へ行った取材、何かが決定的に違うと思うんだけど、と。すると、その人はこう言いました。
「体験や経験というのは、書かないところに出るものなんですよ」
おそらくそれが「行間にあらわれる」ということなのだろうと思います。
オンライン取材とリアル取材の両方を体験した今年だからこそ、改めて、実際に現場へ足を運び、現場を取り巻く360度を見て取材をすることの大切さを学んだ気がします。
来年もいろいろな地域へ出張して、実際に目で見て、肌で感じて、取材をしたい。「現場に行ってくれ!」「現場に来てくれ!」というみなさまからのご依頼をお待ちしております。