8月ももうすぐ終わりだというのに、まだまだ暑いですねぇ。
ということで、私はこのところ、原稿を書くために空調のきいたコワーキングスペースを使っています。
コワーキングスペースなので、いろんな職業の人たちがそれぞれの仕事をしている中、
私は無言でパソコン画面を見ながら、ただひたすらに黙々と原稿を書いています。
ところで、私はそのスペースにいる人たちについて、とても気になることがあります。
それは、自分の仕事に関する情報セキュリティ意識の低さです。
そのコワーキングスペースには、電源とWi-Fiが完備されていて、インターネット環境はとてもいいです。
だから、オンラインで会議や打ち合わせをしている人がたくさんいるんですね。
Wi-Fiはセキュリティ保護されているので、そちらのセキュリティのことはあまり気にしていません。
問題は「ご自身の声による情報」が周囲にもれているということです。
前述のように、私は無言で仕事をしているので、近くにいる人の声は聞きたくなくても聞こえてきてしまいます。
例えば先日、私の席のすぐ近くにいた人は、不動産関連の仕事をしている人のようでした。
おそらく取引先との電話もしくはオンラインでの問い合わせで、
「お客さまの個人情報についてなんですが…」と音声通話をしているんです。
そして、続いて聞こえてきたのは、
なんとそのお客さまが住んでいるであろうマンション名と部屋番号!!
さらにその方のフルネームまで聞こえてきました。
もし、悪意をもった人がその不動産関連の仕事の人の近くにいたら、
その会社のお客さまのフルネームと、
どこに住んでいるのかを知ってしまうことになります。
これって、とてもキケンなことですよね。
コロナ禍の影響もあって、オンラインで仕事ができる会社が増え、
インターネット環境さえ整っていればどこでも仕事ができるようになりました。
しかしながら、この「どこでも」というのがクセモノだと思うんです。
コワーキングスペースなど不特定多数の人が出入りできる場所は、
出入りする人が限られる会社とは違います。
セキュリティソフトなどを入れてどんなにオンラインの環境に配慮していても、
オフラインの情報セキュリティ意識が低いと、大変なことになってしまうかも……。
コワーキングスペースに限らず、カフェなど会社以外で仕事をしているみなさん、
ご自分の声からもれる情報には、くれぐれもご注意を。