このところ、私がブログ代行を承っているお話をしていますが、今回もそれに関連する、ちょっといい話をお伝えします。
私が10年間(ちゃんと調べたらそれ以上でした)ブログを代行させていただいている、とある会社の社長さんは、当初、自社のサービスに関することをブログの話題にすることが多かったです。
ブログを代行するために、私が社長さんから内容を予めヒアリングするのですが、その際によく出る話題が、自社サービスの歴史や最新情報などでした。会社の社長さんですから、それが普通だと思います。
でも最近、その社長さんが話す内容が変わってきました。
どう変わったのかというと、自社サービスのことよりも、自社のスタッフや組織に関することが多くなったんです。
「自社のスタッフや組織のこと」と書くと、反省点や問題点、改善点などを書いていると思われがちなのですが、それが全く違います。
自社スタッフさんへの「感謝の気持ち」をブログに書いているんです。
例えば「先日、産休から戻ってきたスタッフが○○○と、会社のいいところをほめてくれた。ありがとう!」とか、「ウチの人間関係がいいのは、スタッフみんなのおかげ。ありがとう!」とか。
そして、そういう内容がブログ記事になると、朝礼で「こういうブログを書いたから、みんな読んでおいてね」とスタッフに言うのだそうです。そうすると、その会社のスタッフたちはそれぞれに空いた時間でブログを読みます。
この会社では、こうやって社長さんがブログで感謝の意を伝えるようになってから、スタッフの団結力がよくなって、業績も上がったそうです。社長の気持ちがスタッフに伝わったんですね。
一見すると、社長ブログには自社サービスのことを書いた方がいいような感じがします。でも結果的には、自社スタッフへの感謝の気持ちを書いた方が業績アップにつながったというこのお話。
社長がスタッフに対して感謝の気持ちを持っていることは、朝礼などで直接言ってもいいと思います。でもブログのように「文章で伝える」というのが、ミソだと思うんですね。
なぜなら、直接言うと声という「聴覚」ですが、文章は「視覚」に訴えるからです。記憶に残りやすいんですよね。電話よりも、LINEやメールや手紙の方が記憶に残るのと同じです。
社長のスタッフに対する感謝の気持ちを「文章で読む」。仲間への感謝の気持ちを伝えるって大事なんだな、なんだかいい話だなぁと思いました。
「ウチの会社のブログも書いてくれないかなぁ」というみなさん、どうぞお気軽にご相談ください。問い合わせフォームのメッセージ欄に「ブログ代行について」と、質問を書いて送ってくださいね。お待ちしております!