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長い文を短い文にするコツって?

「わかりやすい文章を書くためには、1つの文は短くするといいですよ」と、このブログでもよくお伝えしています。

 

私がいう「短い文」というのは、おそらく多くの方が思っているよりももっと短い文だと思うので、具体的に書きますね。

 

たとえば、この桜の写真について。

A:「青空が広がるとてもいい天気だったので、桜の写真を撮ってみたのだが、枝が1本、真ん中に写っていて、ちょっと残念に思った」

 

1つの文というのは、マルからマルまでなので、ここまでが「1つの文」です。この内容を私が書くとすれば・・・。

 

B:「青空が広がるとてもいい天気だった。私は桜の写真を撮った。枝が1本、真ん中に写っていた。ちょっと残念に思った」

 

ほとんど同じ内容ですが、4つの文になっていますよね。なにが違うかわかりますか?

 

「だが」「なので」のような言葉をなくして、長い文を短い文に分け、文章にしたんです。「だが」「なので」などを使うと、どうしても1つの文が長くなります。1つの文が長くなると、主語と述語が離れてしまうので、読んでいる人は「この人、なにを言いたいの?」と思っちゃうんですね。だから、短い文にした方がわかりやすくなります。

 

「だが」「なので」で続けたい文を2つにわけた場合、「けれども」や「だから」などの接続詞をつけたくなりますが、それが必要ないこともあります。実際に、Bの文章には接続詞がありません。でも、意味は通じますし、むしろ接続詞がない方がスッキリしていると思います。

 

実は、こういうテクニックは、話し言葉では多くの方が使っているんですよ。例えば、子どもに話をするときは、短い文で話しますよね?だけど、「書く」ということになると、なぜか多くの方が1つの文を長くしたがる。不思議ですねぇ(笑)。

 

話すときも書くときも、1つの文が長いと、相手から理解されにくくなります。1つの文はできるだけ短く、簡潔に話す・書くクセをつけておきましょうね。