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現場で感じた「直感」を大事にしよう

きょうの東京は、春の陽射しが暖かくて、気温も18℃くらいとポカポカ陽気でした。写真のように、桜の開花も進みましたね。

 

とはいえ、実はこの桜はとても日当たりのいいところにあるごく一部の桜です。他の多くのエリアでは・・・。

こんな感じで、まだまだつぼみの方が多いくらいです。

 

上の写真と下の写真は、ほんの数キロくらいしか離れていません。でも、咲いている状態が全然違いますよね。

 

ひとくちに「東京の桜」といっても、場所によってこんなに違うわけです。

 

だから、人に伝えるときはあくまでも「私が見た範囲では」という前置きが必要です。逆にいえば、誰かが伝えていることは、その誰かのフィルターがかかっているということになります。

 

なにを言いたいのかというと、自分がこの目でみたこと、自分の耳で聞いたこと、食べものなら自分の舌で感じたことが、まずは最も大事ということなんですね。

 

インターネットがつながることが当たり前になって、SNSが普及して、世界中の情報がなんでも手に入るようになりました。でも、それは「誰かが見た情報」です。

 

あなたが自分で見た情報は、あなたの目の前にあります。それを誰かに伝えたいと思ったら、あなたの言葉で、あなたが撮った写真や映像で伝えるしかありません。伝え方は人それぞれです。

 

だけど、普段から伝える練習をしておかないと、どう伝えていいのかわからないと思います。

 

私はこのところ、オンライン取材が多く、現場に行くことが減りました。「これではいかん」と思って、今日はあえて外に出ました。オンライン取材が続いた後で外に出てみると、いかに自分が五感を使っていなかったかがわかります。

 

「伝える」ということは、自分が見聞きしたことだけではなく、五感を使って「感じた」ことを言葉にすることです。その直感みたいなものが大事なんじゃないかと、今日は改めて思いました。