「この文章は、お前の意見か?それとも、ウラを取った事実か?」
テレビ局の報道部でニュースを取材していたころ、デスクという上司から私が書いた原稿をチェックしてもらうと、こんな言葉でよく怒られていました。
ニュースって基本的には「事実」を伝えるメディアです。ま、最近はそうでもないみたいですけど(笑)。
例えば、テレビなら
ニュース=事実(じゃない時もあるけど)
トーク番組=出演者の意見(とは限らないけど)
ドラマ=妄想(事実に基づいていることもあるけど)
って感じで、番組がわかれていますよね。
でも、インターネットは、事実も意見も妄想も、みんなごっちゃになっているわけです。
特にSNSは、「事実」も「意見」も「妄想」も、一緒になってタイムラインに流れてくるんですよね。
さらにSNSは、自分が興味あるアカウントしかフォローしてない人が多いと思うので、事実も意見も妄想も、みんなごっちゃにして「この人が発信した情報だから、きっとホント!」と信じてしまいます。だから、デマもデマだとは思われずに拡散されちゃうのでしょう。
インターネットが当たり前になっている現代、普段から自分が接している情報が「事実」なのか「意見」なのか「妄想」なのか、分類しておきたいですね。