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モノに宿る想いを聞こう

はい、こちらのフラワーアレンジメントは、私が以前、母の誕生日に贈ったものです。

 

母は山形に住んでいるので、東京にいる私はお花屋さんに「バラなど主役になるようなお花が大好きな、明るい母です」と伝えたら、こういうアレンジメントをつくって送ってくれました。母は、とっても喜んでくれました!

 

……という話を聞くと、なんだか特別なアレンジメントに見えてきませんか?

 

数年前、POP(お店に並ぶ商品についているキャッチコピーが記入されたカードのようなもの)の取材でお花屋さんに行きました。そこの店主さんから

「お花はどれもキレイなので、迷っている方の背中を押す言葉が必要なんです」というようなお話を聞いたことがあります。

 

「なるほど~」と思いました。私は家族や友人にプレゼントするために、時々お花屋さんに行くのですが、たしかに毎回、迷っています(笑)。

 

でも、こういうことって、お花に限ったことではないと思うんですね。どのお店に行っても、どのオンラインショップを見ても、ステキなものや欲しいものがたくさん並んでいたら、迷うのが人間です。だけど、全部買うわけにはいかないし……。

 

そこで、活躍するのが「言葉」です。その商品には、どんな想いが込められているのか、誰がどんな人のために買ったのか。使ってみて、食べてみてどうだったのか。

 

そう、レビューですね。オンラインで何でも売ってる某巨大サイトには、いろんなレビューが載ってますよね。ま、ひどいのもありますが、レビューを見て買うという人も多いのではないでしょうか。

 

オンラインショップを運営している人なら、もちろんレビューの大切さはご存じだと思いますが、リアル店舗でも言葉は活躍します。モノに宿る想いやお客さんの感想を書いて商品を紹介すれば、迷っているお客さんの背中を、ちょっぴり押してくれると思いますよ。