以前、久しぶりに飛行機で出張取材に行った帰りに、到着口の待合スペースで、写真のように無料でバッテリーチャージができる設備を見つけました。
「おお!これはありがたい!」と思って、早速、スマホをチャージ。いちいち電源のあるカフェを探さなくともいいのがうれしいですね。
スマホが手放せなくなった現代では、どこに行っても電源はとにかく重要。スマホの容量とか機能とか以前に、バッテリーがなければ動きませんから。
そう。バッテリーって、「そもそも」なんですよね。
んで、いつだったか、ネットのニュースで、「駅の改札口の電気を、人が通る動きによって発電する研究が進んでいる」というような記事を見かけました。
私のアタマの中は完全な文系なのですが、たとえば、人が自転車を一生懸命にこげば発電できる機械があることは知っています。おそらく、それと似たようなもので、「たくさんの人が改札を通る」という反復運動(?)をすることで、発電できるというシステムなんじゃないでしょうか。
つまり、動くと、エネルギーが生まれるんですよね。そして、先ほどのバッテリーチャージャーの話みたいに、エネルギーがあるところに人は集まる。そして、人が集まるところには、エネルギーが必要です。
「電気」には「気」が含まれていますが、「景気」も「気」だし、「元気」も「気」なんですよね。「気」のあるところには、人が集まる。
これは、「人」に対してもいえるんじゃないかなと、最近、私は実感しています。
実は私、今年の夏に、プライベートでかなりショックなことがあって、しばらく仕事をする気になれなかったんです(あ、ここにも「気」がありますね)。それで、気力もなかったし、暑すぎて体力もなかったので、しばらく家でおとなしくしてました。ボーっとして、何も考えられなかった。
あの時の私は、まさに「気=エネルギー」がなかったんだと思います。クライアントさんから仕事の連絡がほとんどなくて、取材どころか、打ち合わせの予定も入りませんでした。
けれど、時間が経つと、少しずつショックがやわらいできて、ゆっくりと気力が回復。それと同時に、クライアントさんから仕事の連絡が入り始めました。
そして、以前よりも元気になった今、めちゃくちゃ忙しいです!
仕事がないとか、売上が悪いとかを、自分以外の外的要因のせいにしていた私は、この夏のこの体験をもとに、考え方を変えました。
目には見えないけれど、やっぱり人は「気」に集まる。「落ち込むこともあるけれど私は元気です」(魔女の宅急便より)っていうのを、ちゃんと発信しなきゃいけないですね。
大事なことなので、もう一度。
「電気」には「気」が含まれていますが、「景気」も「気」だし、「元気」も「気」なんですよね。「気」のあるところには、人が集まるんです。