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沖縄の泡盛を、東京のAサインバーで

ええっと、その日はかなり酔っ払っていたので、あまりよく覚えていないのですが、東京・下北沢にある「Aサインバー」に行ってきました!

 

「Aサイン」というのは、本土に復帰する前の沖縄で、米軍公認の飲食店に与えられた営業許可証のことです。当時は、それを掲げていれば、堂々と営業ができたってことですね。

 

下北沢の駅を出て(たぶん、最近できた新しい改札口だと思いますが、覚えてません…)、ほどなくして、この看板を見つけてしまったのですよ!見て見て!「沖縄Aサイン連合会」って書いてあるでしょ!!

 

これを見つけたからには、入らないわけにはいかない!と、ふらふら~っと入っちゃいました。

 

このお店の入口の上には、どど~んと「A」のネオンが!

 

ほら!「A」が赤く輝いております!

 

んで、お店の入口には、60~70年代くらいのレコードジャケットがいっぱい貼ってあって、いかにも「音楽バー」な感じでございます。これも、私の大好物!酔っ払っていても、入るしかない!

 

あ、それから、店の外から見ても、店内にジュークボックスらしきものが2台も設置されているのが見えました。

 

なんだか、「Aサインバー」という店名といい、ロックなレコードといい、沖縄市のコザの街に来たみたいになって、とってもうれしくなりました。

 

沖縄市の中心部は、通称コザと言われています。以前は、コザ市という地名だったそうで、後に旧美里村と合併して、沖縄市になりました。

 

コザは、嘉手納基地のゲートに近い基地の街。バーやライブハウスなどの飲食店がたくさんあって、お客の多くが米軍関係者です。

 

今のようにインターネットがなかった時代でも、アメリカから直接いろんな情報が入ってくるので、特に音楽は、アメリカで流行ったものがすぐにコザのバーやライブハウスで流れていました。だから、今でも沖縄市はロックなどの音楽好きが集まる街なんです。

 

おっと、話がそれました。この日、私が酔っ払って立ち寄ったのは、沖縄・コザにあるAサインバーではなく、東京・下北沢にあるAサインバーです。

 

お店の扉を開けて、びっくりしました!

 

何がびっくりしたって、カウンターに泡盛の甕がずら~っと並んでいるんですから!おお~!東京では珍しい「時雨」もありますわ。

 

んで、カウンターの向こうには、バーボンを中心としたウィスキーがずらり。そうそう。Aサインバーはそうでなくっちゃ。

 

前述のように、コザにはバーやライブハウスがたくさんありますが、お客の多くが米軍関係者ですから、ドリンクの中心もビールやウィスキーなどのアメリカンなものが多かったんです。多かった、というのは、私が沖縄に住んでいた10年以上前のことだから。たぶん、今でもそうだと思うんですが…。

 

だから、Aサインバーに泡盛の甕が並んでいるのが、私にはちょっと違和感がありました。あ、でもね、甕から注いでもらった泡盛や、やっぱりおいしかったですよ~!!

 

どうやら、メニューには沖縄料理がいろいろあるらしいのですが、何しろ酔っ払ってから行ったので、音楽を聞きながら泡盛を飲んだことしか覚えてません…。

 

この下北沢のAサインバー、実は2号店らしく、1号店が同じ下北沢の、別の場所にあるそうです。次は、その1号店にも行ってみようと思います。その時は、酔っ払いになる前に行かなくっちゃ!