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沖縄の黒糖+ミントが珍しいと思うワケ

沖縄では、黒糖のことを「くるざーたー」といって、昔からおやつやお茶のおともとして親しまれています。

 

おばぁが「だ~、くるざーたーあげようね~」というのは、例えていうなら、大阪のおばちゃんが「あめちゃんあげるよ~」というのに似ています。

 

だから、黒糖をメインに、何かをプラスしたお菓子はたくさんあります。ピーナッツ黒糖、ショウガ黒糖、パイナップル黒糖、ハチミツ黒糖などなど…。

 

でも、「え?ミント黒糖?!」と思いました。久しぶりに、銀座にある沖縄のアンテナショップ「わしたショップ」に行って、黒糖の売場をのぞいたら、なんだか大々的に売り出されていたのです。

 

ミントと黒糖という、珍しい組み合わせにびっくりして、買っちゃいましたが、

正直言って、食べるまでは「ホントにおいしいの??」と、半信半疑でした。

 

でも、おいしかったです!チョコミントみたいでした。

 

んで、これを作っている「琉球黒糖」さんのサイトを見てみると、結構以前からJALの国内線機内サービス品として、採用されているらしいんですね。

 

それにしても、いろんな黒糖製品がある中で、なんでこんなに違和感があるんだろう?と、15年も沖縄に住んでいた私は思ったわけです。

 

そこで調べてみたら、違和感の理由がちょっとわかりました。

 

それは、ミントの原産地がヨーロッパのイギリス辺りで、夏は涼しく、冬は寒いところだからだと思います。

日本でもミントは「ハッカ」と呼ばれているほど、昔から栽培されている植物です。ハッカ飴とか、昔からありますもんね。でも、例えば国内有数のメーカーである「北見ハッカ」さんは、北海道にあります。

 

つまり、おそらくミントは、亜熱帯の沖縄ではメジャーなハーブではなかったのではないでしょうか?

 

沖縄で昔から親しまれている黒糖と、涼しい地域が原産のミント。この2つが融合したから、「ミント黒糖とは珍しい!」と思っちゃうんじゃないかと、私は思うのであります。