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沖縄は隣県より隣国が近い?

このところ、初めてお会いする方とお話する機会が多いので、その度に「沖縄に住んでいました」といって自己紹介しています。

 

たいていはお酒の席なので(ま、そういう席には好きで行ってるんですけどね)、ざっくばらんにお話をするわけですが、「意外にみなさん、ご存知ないんだなぁ」と思うことがあります。

 

それは、東京と沖縄の距離です。

 

天気予報などを見ていると、日本列島の地図が出た時に、たいていは沖縄だけ、右上か左上に線で囲われて、別枠になっていると思います。

 

あれは、通常の縮尺で入れてしまうと、日本列島がとっても小さくなっちゃうからです。

 

冒頭の写真は、沖縄・宮古島市の東の端っこ、城辺町(ぐすくべちょう)の岬にある地図です。宮古島から隣りの石垣島までは140キロ、沖縄本島の那覇市までが約280キロ。そして、隣国の台湾までが約400キロ。

 

ちなみに、東京から約300キロ離れているのが、名古屋や仙台。沖縄本島から宮古島や石垣島は、同じ県内でも海を隔てているので、とっても遠いんですね。

 

そして、台湾よりもさらに遠いのが、日本の本土です。宮古島から鹿児島までは約920キロ。東京と鹿児島の直線距離が約960キロなので、ほぼ同じということになります。ちなみに、沖縄本島から鹿児島は約660キロなので、東京から高知くらいの距離らしいです。

 

つまり宮古島は、隣県の鹿児島県よりも、隣国の台湾の方が近いってことになりますね(ここでいう鹿児島は鹿児島市の意味。奄美などの離島はもっと沖縄に近いです)。沖縄本島は、台湾と日本本土のちょうど中間くらいでしょうか…。

 

なんとなく、沖縄と本土の「距離感」がわかっていただけたでしょうか?

 

私自身も、このブログを書くために距離を調べてみて、沖縄本島と宮古島、沖縄本島と石垣島がとっても遠いと、改めて思いました。そりゃ、文化だって言葉だって、違って当たり前ですよねぇ。