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沖縄のシークヮーサーは「酸をたべさせる」?

先日、輸入食品などを扱うスーパーの全国チェーンに買物に行ったところ、このスーパーのオリジナル商品(PB=プライベートブランド)に「沖縄シークヮーサーサワー」というものを発見!

 

「全国チェーンのPBになるなんて、シークヮーサーもメジャーになったなぁ」と、ちょっと感慨深く、アルコール入りとノンアルコールと両方を買い求めました。

 

ほんの20年くらい前までは「シークヮーサー」と言っても、本土の人にはわかってもらえなくて、シークヮーサーの和名「ヒラミレモン」とか「沖縄のカボスみたいなもの」とか説明していました。ちなみに、ヒラミレモンというのは、その名の通り、実がミカンのように平たいからのようです。中身はレモンのように酸っぱいですけどね。

 

私が沖縄に住んでいた頃も、生のシークヮーサーを焼き魚に絞ったり、ジュースにしたりという使われ方はしていたけれど、今のように瓶入りや缶入りはそんなにたくさんありませんでした。

 

んで、このサワーを見つけて、改めて思ったのですが、沖縄料理にシークヮーサーって使われていたのかしらん??

 

調べてみると、どうやらシークヮーサーは、古くから沖縄に「自生」していたものらしいです。以下、JAおきなわさんのサイト「シークヮーサー」より引用します。

 

『沖縄県や台湾に古くから自生している作物で、沖縄県では古くから食されてきました。

シークヮーサーの「シー」は「酸」、「クヮーサー」は「食わせる」という意味で、合わせて「酸を食べさせる」という意味になります。』

 

ん??シークヮーサーは「酸を食べさせる」という意味って、サラッと書いてあるけれど、食べさせるって、何に??人間に??と思って、さらに調べてみました。すると、沖縄タイムスさんの「沖縄シークヮーサーの日」という記事に、こんな説明が…。

 

『琉球王朝時代には、自生していた「酸味のある小さな果実」から搾汁した液体を発酵させ、芭蕉布や麻着物を洗浄したり、果汁を塗布して消臭剤として用いていました。衣類に酸味(シー)を食わせて(クヮース)、使うもの(サー)という島言葉に由来し、「シークヮーサー」と呼ばれるようになったと言われています。』

 

マジですか?!シークヮーサーって「衣類に酸味を食わせて使うもの」っていう意味だったんですか!!知りませんでした~!!

 

いや、なんだかすっかり、まとめサイトみたいなブログになっちゃいましたが、勉強になりました!知ってるつもりで知らない沖縄、見つけたら、また書こうと思います。