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いつもココロに沖縄を

15年間も沖縄に住んでシマナイチャーと呼ばれた私。「沖縄のこと、書きます!」とブログで宣言してから、早いもので1か月が経ちました。この1か月間、いつも沖縄のことが頭の片隅にあります。

 

正直にいうと、最初は「沖縄の何を書けばいいんだ?」と思ったのですが、実際に書いてみるとあっという間。このサイトのブログ「沖縄」カテゴリには、30以上の記事が並んでいます。

 

比較的カタいものから、ヤワラカイものまで、話題はさまざま。その時、その時に思い付いたものを文章にしているので、あまり規則性はありません。

 

強いてあげれば、共通しているのは「沖縄と東京、もしくは内地との比較」または「私が沖縄に住んでいた頃と、今の沖縄との比較」をブログにしているということでしょうか。

 

この1か月を振り返ってみると、私はこのような比較を無意識にしていました。そして、それらを1か月続けてブログにできたということは、こういう見方をできることが私の特徴のひとつなのではないかと、我ながら思うのです。

 

沖縄のことをあまりご存知ない方は、沖縄に対する憧れや疑問をネタにするでしょう。むしろ、その方が想像がふくらんで、いろんなことが書けるかもしれない。

 

でも、以前も書きましたが、ある程度沖縄のことを深く知っていると、「何を書けばいいんだ?」となります。沖縄については、住んでいる沖縄県民以上に、取材や研究をしている人がたくさんいて、そういう専門家の方々が、私以上にいろんなことを知っている。だから、「沖縄について書くことは、私の仕事じゃない」と思っていたフシがあります。

 

けれどそれは杞憂でした。沖縄について書こうと思ってみると「今日は沖縄の何を書こう?」と考えます。この「沖縄について考える」ということが大事なのだということに、今さらながら気づきました。

 

「沖縄について書こう」と思うから、目の前にあること、今日あったことと、沖縄や沖縄人と結びつけて考える。そして、考えるからネタが生まれる。ネタが生まれるというよりも、見つかるとか、つながると言った方がいいかもしれません。

 

カッコよく言えば、「考える」という行為が、私の頭の中の「沖縄」という点と「今」という点を結び付けてくれるという感じです。

 

ブログのネタを見つけようと思うから、普段の生活でも沖縄のことを意識するようになりました。「いつもココロに沖縄を」そういう思いが、いつか私を仕事で沖縄へ連れて行ってくれるものと期待しています。