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うまいおにぎり握れるから、ヨメに行けるはず

このところほぼ毎朝、自分でおにぎりを握っている。いつも原稿を書いているノマドスペースに持って行くためだ。

 

私が借りているノマドスペースは、とても便利な場所にあり、駅からも近くて、周りに飲食店もあるし、何よりも同じビルの1階にコンビニが入っている。だから、ランチはずっと外食か、もしくはコンビニ飯であった。

 

それがごく最近、ひょんなことから「自作のおにぎりを持って行こう」と思い立った。

 

ノマドスペースを借りているとはいえ、私はフリーランスなので、出勤時間が決まっているわけではない。取材でもない限り、特別に朝が早いわけでもない。

 

だから、朝食はちゃんと食べる。で、朝起きてお米を研いで炊飯器のスイッチを押しておけば、朝食をとったり、化粧をしたりしている間に、ご飯が炊ける。

 

炊きたてのご飯の粗熱を取り、食品用ラップを使っておにぎりを握る。具材は梅干し、おかか、もしくはその時々にある漬物。握ったら、のりを巻くか、ふりかけをまぶして、出来上がり。

 

食べるのは私だけなので、特に見た目を気にすることもなく、おかずはなし。お弁当というよりも、本当にシンプルな「おにぎり」が最近の私のランチである。

 

「おにぎりだったら、コンビニで買えばいいじゃん」と思う人もいるだろうし、私も実際、長いことそうしてきた。でも、早い話が飽きてしまったのである。

 

ところが、なぜだか自分が握ったおにぎりは飽きない。ちょっとご飯が硬かったり、形がいびつだったり、2日連続で具材が同じだった日もあるが、全然OKだった。不思議だ。コンビニのおにぎりは飽きたのに、手作りおにぎりは飽きる気がしない。

 

なんでだろう??

 

コンビニおにぎりは機械で作っていて、自作のおにぎりは手作りだから、といえばそうなのかもしれない。手作りの方が毎日、形やご飯の硬さなどが微妙に違って、その違いがかえって飽きさせないのかもしれない。

 

いや、ぶっちゃけ、理屈はどうでもいい。

 

こうして毎日、自分のためにおにぎりを握って持って行けるということは、将来のダンナのためにもおにぎりを握れるということである。こんな私がヨメに行けないはずがない。

 

もう一度言う。うまいおにぎりを、毎日握れる私が、ヨメに行けないはずがないのである!!

誰か、ヨメにもらってっっ!!