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駅の階段でイラッとする理由

最近、駅の中にある階段で、イラッとすることが多くなった。どの駅でも電車を降りた後、私はたいてい目的地へ行くために急いでいるのだが(というか、急いでいなくともサッサと歩きたいのだが)、ホームから改札へ向かう階段で、必ずゆっくりと歩いている人がいる。足の不自由なおじいさまやおばあさまではない。若者である。

 

原因は、スマホだ。

 

電車の中で見ていたスマホで、ゲームをしていたのかSNSをしていたのかは知らないが、とにかく、電車が止まって降りてからも、スマホを見続けている。改札へ向かう階段に差しかかっても、スマホから目を離さないどころか、スマホを操作しながら階段を上がっているものだから、必然的にソイツの歩みはゆっくりになる。

 

ホームから改札へ向かう階段というのは、それなりに階段が広いところもあるけれど、乗降客が多い駅以外は、あまり広くはない。乗降客が多くないから、広さは十分なはずなのに、スマホを見ながら階段を上がるヤツに限って、広くはない階段のど真ん中を、牛歩のごとくゆっくりと歩く。

 

これが、ものすごくイラッとする。

 

「歩きスマホは危険ですよ」と、鉄道会社や携帯電話の会社がどんなに広告しても、そういう人たちの耳には、きっと入っていない。だから百歩譲って、歩きながらスマホを見るなとは言わない。せめて、他人のメイワクにならないようにしてほしい。

 

歩きスマホをするなら、狭い階段の端っこを歩いてほしい。いや、端っこを歩きなさいっっ!!ジャマなんだよっっ!!

 

エスカレーターなら「急がない人は左側、急ぐ人は右側(関西は逆)」というマナー(実はこれもよくないらしいが)があるじゃないのさっっ!!なんで、階段は「ど真ん中」なのよっ!歩きスマホするくらいだから、アンタは急いでないんでしょっ!!アタシは急いでるんだから、改札まで階段を駆け上りたいのよ!

 

・・・と、言いたいのを毎回ガマンしている。

ああ、駅の中の階段だけでもいいから「ゆっくり歩く人は左側」というマナーを、どなたかつくってくださらないかしら・・・。