このところ「ユーモアを身に付けたい」と思って生活しているのだが、ひとつわかったことがある。
それは「カラダが元気」じゃないとおもしろいことを探せない、もしくはおもしろいことに気づかないということである。
まさに、ココロとカラダはつながっているのだ。
私はユーモアを意識し始めて以来、元気な時には、駅のホームで電車を待っている時も、電車に乗り込んだ時も、自分の周辺にいる人々を観察して、「あの人はネタにしよう」「あの動きはナンダ??」と、メモったりしている。
例えば、小学校低学年くらいの男の子が、電車の中で腰に手を当てて仁王立ちになり、ポケットに手を突っ込む仕草がやたらとオッサンっぽい感じだったり、電車を乗り換えようとホームで待っていたら、ピンクのひらひらレースのついたミニスカート&ハイソックスを履いた背の高い人の後ろ姿が見えたので、さり気なくお顔を拝見したら、見事にオッサンだったりして、びっくりする。「おもしろい人アンテナ」がピピッと反応するのだ。
しかし、カラダが元気じゃないと、おもしろいことに気づかない。
このブログでは何度か書いているが、ここ2か月ほど、仕事のキャンセルや延期が相次いでいて(ブログをほぼ毎日書き始めたのも、それがきっかけなのだが)、この先のことがとても不安になっている。そのためか、外出先でも急にお腹が痛くなったり、めまいのように頭がグルグルしたりということがあって、その度に薬を飲んだり、ツボ押しなどをしてごまかしている。
そういう日は、まるでダメなのだ。自分の周りにおもしろい格好や仕草の人がいても、ちっともおもしろいと思えないし、そもそも注意力が散漫になっていて、そういう人がいることに気がつかない。「おもしろい人アンテナ」が働かない感じで、ピピッと反応することがない。
「笑いは元気の素」とか「笑うと免疫力が上がる」とか言われるが、逆も真なりで、元気がない時には笑えないし、免疫力が下がっている時には、笑えるものに反応することができないのである。元気がないと、無意識に下を向くことが多いから、視野も狭いしねぇ…。
「ユーモアを身に付けたい」と思わなかったら、こんなことは考えないのかもしれないが、今後は、体調がイマイチだなと思ったら、大阪のオバチャンにでもなってみようと思っている。「健康一番、電話は二番、三、四飛ばして、おやつは551やで~!」