はい。この画像、再掲です。
「公募ガイド」という雑誌に載っていた
「物語の基本の型」というものです。
これによれば、物語の基本は、
主人公が協力者とともに
何かの目的に向かう、ということ。
今回、注目してほしいのは、
この図の下方にある
「話がグーンと面白くなる条件」です。
1.対立させる
2.必死にさせる
3.葛藤させる
4.恋愛を盛り込む
例えばこれらを、かの有名な物語
「白雪姫」にあてはめてみると・・・。
主人公→ 白雪姫
協力者→ 小人
目的 → 王子さまと結婚
「面白くなる条件」
1.対立させる→ 継母の王女
2.必死にさせる→ 主人公が森へ逃げる
3.葛藤させる→ りんごを食べるかどうか?
4.恋愛を盛り込む→ 王子さまに出会う
おお~!ぴったりあてはまるじゃないのっ!!
コレ、童話とかだけじゃなくても、
映画やドラマにもあてはまるわ。やってみて♪
んでね、アタシは気づいたの。
アタシがやってるお仕事も、
こういう「物語」を伝えてる、ってことに。
アタシのお仕事であるライターは、
誰かに取材をして(たいてい何かのプロ)、
そのお話を文章にして伝えるのだけれど、
たいていは、何かで成功した人とかのお話が多いのね。
でも、取材したほぼ全ての人が
成功までの間に、
何かしらの失敗や苦労をしている。
それを乗り越えて、今の成功を手にしているの。
んで、アタシが取材する時も、
必ず訊くのは、その苦労話。
だって、苦労話を聞かないと、
読者の参考にはならないから。
でね、冒頭の図を改めて見ていて気づいたんだけど、
「ノンフィクションでも、
苦労話がなかったら面白くない!」ってこと。
「人の不幸は蜜の味」とはよくいったもので、
他人が幸せになる話だけなら、単なる自慢話でしょ。
誰も聞かないし、読まないと思うわ。
アタシは以前、このブログで
「文章を書くって言っても、全然違うのよ!」
って書いたし、
確かにフィクションとノンフィクションは違うと思う。
でもね、違うのは「事実かそうじゃないか」ってことで、
「物語」としての組立ては同じなんじゃないかしら・・・。
ホラ、NHKで放送されてた「プロジェクトX」なんて、
まさにそうだわよねっっ!!
そう思ったら、苦労したことや不幸なことって、
自分の人生という物語を面白くする要素なんじゃないか、
なんて思えてきちゃったわ。
アタシは今、
成功もしてないし、あまり幸せとはいえないけれど、
こういう時期に書いたことが、後で役に立つかもね!!