「終わりよければ」だわよねっ!

「沖縄人は時間にルーズ」
というのはよく知られていること。

以前、沖縄に住んでいて、
結婚式の司会もたくさん経験してきたアタシは、
時間通りに終わらない
パーティの現場に多数遭遇してきました。
時間通りに進めることが
司会者の最も大事な役割なんだけど・・・。

んで、東京に住んでからも
有難いことに沖縄人とのご縁をいただいて、
沖縄人が集まるパーティーなどの
司会を務めているの。

東京に住む沖縄人は
在沖の沖縄人よりも時間にはきっちりしているわ。
でも、やっぱりごあいさつが長い人は長いので
(これは沖縄人に限らず)、
「あ、この人は長く喋りそうだ」と思うと
「スピーチとスカートは短い方がいいと申しますので」
って、やんわりと釘をさすことにしているの。

だけど、昨日は予想外の「事件」が・・・。

昨日は、全国にある沖縄県人会の人たちが集まって、
交流会が開かれたの。
もちろん、アタシは司会。

前半は講演会、後半はパーティという流れで、
講演会が予定よりも10分くらい長くなったのね。
この時点でアタシは
「大丈夫かな・・・。時間通りに終わるかな・・・」
と、ドキドキでした。

でも、いざパーティが始まってみると、
プログラムは滞りなく進み、
な、な、なんと!
予定よりも5分くらい早く進行!

すごい!これは奇跡的!
と思ってアタシは会場のみなさんに
「時間よりも早く進んでいる
 沖縄人の会合はめったにありません。
 みなさま、ご協力ありがとうございます!」
ってお礼を言ったの。

そして、最後のプログラム
「閉会のあいさつ」をしてくれる方をご紹介して、
ステージに上がっていただいたのだけれど・・・。

 

な、な、なんと!
この方(80歳くらい)のごあいさつが、
なかなか終わらな~い!!!

会場のみなさんも
「閉会のあいさつなのに、長いなぁ」
って思っているようで
司会台近くのテーブルのお客さまからは
「もう時間ですって言えば?」
「マイクの電源、切っちゃえば?」
とかいろいろなご意見(?)をいただいたわ。

時計とにらめっこしていたアタシはついに
「ごあいさつ中恐縮ですが、
 お時間でございますので・・・」
って、ステージで喋っている方にお願いしたわよ。

それでもこの方のあいさつが
終わらない・・・。( ̄▽ ̄;;)
会場のみなさん、苦笑い・・・。

数分後、ようやくお約束の一本締めをしてくれて、
どうにかお開き。
余裕で予定よりも早く終わるはずだったのに、
「ギリギリセーフ!」って感じだったわ。

終了後、参加者のみなさんから
「お疲れさま~」
「大変だったね~」
「最後の最後でマンガみたいな展開だったさ~」
って、笑顔で声をかけていただいたわ!!!

時間オーバーにならなくてよかったけど、
あ~、ドキドキしたっっ!!
「終わりよければすべてよし」
だわよねっ!!