このところ、アタシがかなりの頻度で
ブログをアップできているのは、
この本のおかげです。
「笑う哲学者」という異名もある
土屋賢二先生のエッセイ
「ツチヤの貧格」(リンクあり)
この本がどんな本なのか、
冒頭部分をちょっと引用するわね。
「この本を手に取っている人は幸運である。
世界に目を向ければ、何十億という人が
この本を手に取れないでいるのだ。
手に取らないまま一生を終える
何十億というかわいそうな人々を考えれば、
途方もない幸運に恵まれていることが分かるはずだ。
この幸運を活かすも殺すもあなた次第である。」
この文章はそのまま続くんだけど、
要するに
「今あなたが手にしているこの本を買いなさい」
という内容で、何ページも進むのね。
この冒頭部分を読んだだけで、
アタシは
「こんなことをこんな風に書けるって、すごい!」
って思ったの。
この他にも、ご自分を「師」に見立てたり、
ご自身と奥さまとの会話をネタにしたりして、
よく読むとどうでもいいような(?)内容を
とても品位ある表現で、
ユニークに書いていらっしゃる!
「え?!そうなの?
エッセイって、こういうことでいいのね!!」
って、アタシは目からウロコだったわ。
だって、このブログだって
いわばエッセイなわけだけど、
「何を書こうかなぁ・・・」
って、ネタを探すのに苦労するじゃない?
だけど、土屋先生のエッセイは
「日常これ全て話のネタ」
って感じなのよ!!
あとは、自分の考え方と
表現力の問題ってことよね。
この本を読んでから、
「ブログを書けないのはネタがないのではなく、
自分の表現力が足りないからだ」
って思うようになったわ。
人は、1日24時間、1年365日、
一瞬でも同じ時間を過ごしていることはないし、
同じコトやモノを見ても、
それぞれ感じ方は違うと思うのよね。
だけど、
それを文章や絵や写真などで
切り取って表現しないと、
なんだか流されちゃって、
「昨日と同じ・・・」って思っちゃう。
人生をネタと思うか、
何も思わないで過ごすかによって、
日々のおもしろさは違うと思うわ。
何もないように見える日でも、
「日常これ全て話のネタ」
って思えるようになったから、
アタシはブログのネタに
あまり困らなくなったの。
表現することが仕事じゃない人にも
土屋先生の本はおススメ!!
だって、つまらない日常が
ものすごくおもしろく見えてくるわよ♪