「セレンディピティ(serendipity)」
という言葉があります。
「求めずして思わぬ発見をする能力。
思いがけないものの発見。
運よく発見したもの。偶然の発見。」
(デジタル大辞泉より)
写真の文章では、その3つのポイントを
「行動する」「気付く」「受け入れる」と書いています。
これは、脳科学者の茂木健一郎さんの著書
「ひらめきをカタチに変える58の方法」(リンクあり)
の言葉です。
昨日のブログ
「こんな偶然、あるんですね!!」(リンクあり)
を読んでくださった方から、こんなコメントをいただきました。
「あなたが『この本、持ってます~』と
スタッフさんにお声がけしなければ
ニアミスのすれ違いだったのでしょうが、
お声がけというアクションを起こされたからの出逢いですね。
素晴らしい瞬間です」
これはまさに、セレンディピティではないでしょうか!!
あの時にアタシはもう帰る間際だったので、
「もう帰るからいいか~」と声をかけずにいたら、
あんな素敵な瞬間は訪れなかったと思います。
実はあの時、アタシは
スタッフさんに声をかけようかどうか、
ちょっとだけ迷ったんです。
なぜなら、あの本屋さんに行ったのはお仕事であり、
雑誌の編集さんも一緒だったから。
スタッフさんに声をかけるきっかけとなった本は、
完全にプライベートで愛読しているものだったの。
「お仕事で来た本屋さんなのに、
関係ないこと言っちゃって悪いかな・・・」
と、一瞬だけ躊躇したのは本当。
でももし、そこで躊躇したまま
スタッフさんに声をかけず、
ドアを出て帰途についていたら、
あの本の著者さんとお会いすることなんて
なかったわけです。
アタシはこのことに改めて気付いて、
思い出した言葉があるの。
「やった後悔より、
やらなかった後悔の方が大きい」
若い頃のアタシはこの言葉が大好きで、
いつも後先をあまり考えず、
とにかく行動していたわ。
でも、いつの頃からか、
たぶん、東京に出て来てから、
それをしなくなっていた。
おそらく、
自分に自信をなくしたからだと思う・・・。
東京に出て来てから約10年、
ツライことも苦しいこともいっぱいあった。
特に、震災後は
どうしていいのかわからなくて、
動きたくても動けない日々が続いたわ。
だけど、やっぱり、
「やった後悔より、
やらなかった後悔の方が大きい」
セレンディピティを呼び込むには、
「行動」することが大事。
こうしてブログを書くことも
「行動」のうちのひとつなのよね。