「なんでこの写真、撮ったんだっけ?」と思うようなもの、ありませんか?
私にとって、この写真がそうです。
今見ると、2段の引き出し家具と説明書にしか見えません。
でも実はコレ、自分で組み立てて、出来上がった時に撮った写真。
「あ~、確かにうれしかった!」と、思い出すことはできても、
もう、あの時ほどの感動はないのです。
このところ私がお仕事をご一緒する人の中に、
以前はテレビのドキュメンタリー番組の
敏腕ディレクターだった人がいます。
この人が「テレビマンが取材したくないもの」を教えてくれました。
それは、ひとことで言うと
「映像にできないもの」だそうです。
そのうちのひとつが「気持ちや心情」です。
映画やドラマなら、そういうことをセリフにして
映像にすることもできますが、
ドキュメンタリーでは、なかなかそうはいきません。
私はこのことを聞きながら、
「文章とは反対だなぁ」と思いました。
名作といわれる小説などの作品には、
たいてい素晴らしい心理描写があるものだからです。
文章の名手は、
登場する人物のココロを想像して描写します。
でも、素人にはそれがなかなか難しいもの。
だからこそ、喜怒哀楽のどんな感情でも、
書きとめておくことをおススメします。
書きとめておくものは、
ブログでも、FacebookなどのSNSでも、手書きメモでも、
なんでも良いと思います。
大事なのは、「その時の感情をすぐに」書くこと。
人間は忘れる生きものなので、
時間が経てば経つほど、冷静になって、
「その時の感情」を他人事のように表現してしまいます。
う~ん、今回のブログは、自戒を込めて、だわ・・・。( ̄▽ ̄;;)